もも太郎電鉄作者のすぎやまこういち先生が
今年1月1日に亜急性心筋梗塞で救急車で病院に
搬送されました。
にしても亜急性心筋梗塞という言葉聞きなれない言葉ですよね。
亜急性心筋梗塞とはいったいなんなのかご説明いたします。
心筋梗塞とは?
亜急性心筋梗塞の説明をする前に、心筋梗塞とはいったいなんなのかご説明致します。
心臓は一分間に60~80回収縮を繰り返すことによって全身に血液を送る役割を果たしています。この時、心臓自身も血液を全身に送るために、血液を通して酸素やエネルギーが必要となります。心臓にエネルギーを届ける血管の事を冠動脈と言います。
心筋梗塞は、この冠動脈が冠動脈硬化で血管が狭くなり、
血栓ができて血流の供給が途絶えて心臓が壊死する状態をいいます。
亜急性心筋梗塞とは?
急性心筋梗塞は発症からの経過日時によって呼び方が3種類存在します。
・発症から3日以内だと:急性心筋梗塞
・発症から30日以内だと:亜急性心筋梗塞
・発症から30日以上だと:陳旧性心筋梗塞
と診断されます。
今回のすぎやまこういち先生の場合、
ご自身のツイッターに、12月20日~12月31日まで
お風呂場に閉じ込められていたという書き込みがありました。
このときに、軽い心筋梗塞を起こしていたのでしょう。
12月20日の夜7時から。31日の昼過ぎまで、私はお風呂に閉じ込められていた。お風呂を何度も飲み、これが最後かと思った。途中、エラーが出て、お湯が水になつた。危うく低体温症になるところだった。まだ鼻水が出る。
— さくま あきら (@isetta_23) 2018年12月31日
そして、元旦の会食中に病状が悪化し、
救急車に救急搬送という結果になってしまいました。
元旦、すぎやまこういち先生ご夫妻と「嵐山 吉兆」で会食中に、急に具合が悪くなり救急車で緊急搬送。亜急性心筋梗塞だったとか。しばらく入院だけど、我ながらしぶとい! pic.twitter.com/8m4FccrQrX
— さくま あきら (@isetta_23) 2019年1月1日
にしても、11日間もお風呂場に閉じ込められて、お風呂の水を飲んで
凌いでいたことに驚きです。
治療方法
心筋梗塞の治療は、血管中に詰まった血栓の吸引とステント治療の2つがあります。
ステント治療は、ステンレスで出来た金属を詰まってしまった該当部位に挿入し
狭まった血管を内側からバルーンで血管内壁を拡張し血管詰まりを解消する治療法になります。
すぎやまこういち先生の場合いずれかの治療が行われると予想されます。
心筋梗塞は発症後の死亡率を見ると、1時間以内に42%の方が、
24時間以内に38%の方が、24時間以降に20%の方がという割合になっています。
すぎやまこういち先生の場合、心筋梗塞発症後3日は経過しているので、
山場は過ぎています。きっと、無事元気な姿を再び見せてくれることでしょう。